1か月たった8ドルで、AIイラストを無制限に生成!今すぐ手軽に構築する方法を徹底解説!【Paperspace Gradient】

はじめに

AIイラストとは?

AIイラストは、機械学習によって自動生成されるイラストのことです。

AIが画像データから特徴を学習し、それを基に新しい画像を生成する仕組みを利用しています。

利点としては、手描きに比べて短時間で多くの画像を生成できることが挙げられます。

類似のAIイラスト生成サービス

現在、オンライン上でAIイラストを生成できるサービスはいくつか存在します。

Midjourney

NovelAI

これらのサービスはイラスト生成はできるものの、料金体系によっては回数制限が存在します

また、独自のモデルのみを取り扱っているのでイラストにバリエーションが生まれません。

そこで登場するのが Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111) + Paperspace Gradientです。

Stable Diffusion WebUIについては下記記事で取り扱っているのでそちらをご覧ください。

Stable Diffusion WebUIを動かす上で必要になってくるのが、RTX3070, RTX4090といった高性能なGPUを搭載したPCです。

GTX1660といったミドルスペックのGPUでも動作はしますが、GPUメモリの都合上、生成できる解像度に限界があったり、そもそも生成速度がとても遅いなどといった問題点があります。

そこで、Paperspace Gradientの登場です。

Paperspace Gradientの概要

月定額でGPUマシンを借りることができるサービスです。

FreeプランだとQuadro M4000が借りることができ、Proプランですと、M4000, RTX4000, P5000, RTX5000, A4000のいずれかを借りることができます。Growthプランだとさらに上のA100が借りることができます。

https://docs.paperspace.com/gradient/machines/#free-machines-tier-list

今回、AIイラストを生成する上でA4000のスペックがあれば余裕で生成することは可能なのでProプランでの構築方法をご紹介できればなと思います。

Paperspace gradientを使ったAIイラスト生成環境の構築手順

Paperspaceへの会員登録

こちらのリンクから登録することができます。こちらから登録すると10ドル付与されるようなのでぜひご活用ください!

アクセスすると上記のような画面が出るので、メールアドレスとパスワードを入力して「CONFIRM ACCOUNT」でアカウントを作成しましょう。

メールボックスに確認用メールが届いていると思うのでそちらから続きを入力してください。

メール内のリンクを押下すると、上記のような画面に来ると思うので、国旗マークをクリックし日本に選択し、ご自身の電話番号を入力してください。

入力が完了し、NEXTを押下すると入力した電話番号あてに確認用コードが届くと思うのでそちらをWeb上に入力しましょう。

入力が完了すると名前とusernameを決める画面に遷移します。usernameに関しては、デフォルトで入力されているので特にこだわりがない方はそのままでも大丈夫です。

名前とusernameの入力が完了すると、gradientまたはcore、どちらのプロダクトを選択するか聞かれるのでgradientを選択しましょう。

このページではプロダクトの利用目的を聞かれるので自分に合った選択をしましょう。

このページではプロジェクトの名前を聞かれます。デフォルトで入力されているのでこちらも特にこだわりがなければこのままでも大丈夫です。

とんとん拍子で進めば上記のような画面に来ると思います。ここでは、「Explore Notebooks」を選択してください。

上記のようなページに来ればいったんは完了になります。次はNotebooksで利用するGPUを借りるためにProプランへの加入のご案内に進みます。

Proプランへの加入

右上の「UPGRADE」ボタンより、プランアップグレードのページに移動します。

上記のようなページに遷移すると思うので、Proの項目にある「Upgrade to Pro」を押していきます。

このあとはクレジットカードの入力画面となるので割愛させていただきます。

入力も終わり、決済が完了したら下記の画面のようになっていればOKです。

Continueで元いたページに戻り、続いてはStable Diffusion WebUIを動かすためのワークスぺースを作成してきます。

Notebookの作成

画面中央に存在する「Create」より作成してきます。

Select a runtimeという項目では「Start from Scratch」を選択します。

Select a machineでは、借りるGPUを選択できます。ここではFree-P5000というのを選択しましょう。

上記2点さえ選択、変更していただければあとはStart notebookでNotebookの起動ができます。

Stable Diffusion WebUIのセットアップ&起動

正常にNotebookが起動すれば上記のようなページに遷移すると思います。

ちょっと見づらいですが左メニューの青丸のアイコンをクリックしてください。こちらを押下すると jupyter notebookというPythonを動かすためのフレームワークが起動します。

上記のような画面に遷移すれば成功です。このあとはPythonを動かすためのNotebookを起動させていきます。画像内赤丸の部分をクリックしてください。

すると、Pythonのコードもしくはコマンドが打てるページに遷移します。

左側が実際のファイルやディレクトリを一覧で表示していて、右側でPythonのコードやコマンドを打つことができます。

ここで実際にStable Diffusion WebUIを起動するためのコマンドを打っていく必要があるのですが、簡単にセットアップできるようにテンプレートをご用意いたしました。ぜひご活用ください。

https://drive.google.com/file/d/1-3E4MgiTF7DuUSM0OkrtzcGiSJxiTsMA/view?usp=sharing

sd-webui-workspace-by-sasalabo.ipynb という名前のファイルがダウンロードできると思うのでそちらをNotebookの方にアップロードしてください。

画面上部、赤丸のボタンからファイルのアップロードができます。

アップロードができると左側のメニューに項目が増えると思うのでダブルクリックして開きましょう。

開けると上記のように右側にずらーっとコードが表示されると思います。これらがStable Diffusionを起動する上で必要になってくるコマンドらになります。

では早速セットアップの方をしていきましょう! #Stable Diffusion WebUIのダウンロード(初回のみ)をクリックすると、青く活性化すると思います。その状態で上部の再生ボタン(三角のやつ)を押下すると、Stable Diffusion WebUIのダウンロードが開始されます。

上記の画像のように最後に

/notebooks/stable-diffusion-webui

と表示されていれば成功です。次に進みましょう!

続いては、イラスト生成にはかかせないモデルのダウンロードをします。赤丸部分を選択し活性化させ、こちらも上部の再生ボタンで実行していきましょう。今回は7th_anime_v3というかわいいイラストを生成するための定番モデルをダウンロードします。詳しくは別記事でも紹介しているのでご参考にどうぞ!

左側の数字が100となっていれば、モデルのダウンロードは完了しています。

ここまで来ましたらいよいよStable Diffusion WebUIの起動です!上記画像の赤丸部分をクリックし活性化させ、こちらも再生ボタンを押していきます! 初回の起動では5分~7分ほど時間がかかると思うので気長に待ちましょう。

ずらっとコマンド実行履歴が並んだあとに「Running on public URL: https://xxxxx 」と表示されていれば起動で完了です!こちらのURLがStable Diffusion WebUIを動かすためのページになっています!

実際にアクセスしてみて、上記のようにStable Diffusion WebUIの画面が出れば完了です!

お疲れさまでした。

いざAIイラスト生成!

実際のイラスト生成方法は下記記事の「Stable Diffusion WebUIの起動」という項目から閲覧することができますので、ぜひ参考にしてください!

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