以前だとStable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)で好きなポーズのイラストを生成する場合、txt2imgの場合、呪文(Prompt)にポーズに関する単語を入れる必要がありました。
ですが、lllyasvielが作成した「ControlNet」を利用することによって、自分の好きなポーズのイラストを生成することができます!
目次
結果
実際に行ったこと
環境
OS | Windows 11 (22HS) |
CPU | Core i7-11700K |
メモリ | 16GB |
GPU | RTX 3070 |
前提条件
- Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)がインストールされていること
やったこと
ControlNet拡張機能のインストール
「Extensions」→「Install from URL」→「URL for extension’s git repository」に https://github.com/Mikubill/sd-webui-controlnet.git
を入力し、「install」ボタンを押します。
ControlNetモデルのダウンロード
公式のモデルもありますが、容量削減版があるのでそちらをダウンロードします。
こちらからダウンロードできます。
extensions/sd-webui-controlnet/models
に移動させます。ここまで出来ましたら、モデルと拡張機能を反映させるために Stable Diffusion WebUIの再起動をお願いします。
ポーズ画像の用意
好きなポーズをさせた画像を用意する必要があります。
棒人間に好きなポーズをさせる拡張機能もありますが、最初だととっつきにくいのでデッサンなどで使用されるポーズ作成サイトがあるのでそちらを利用していきます。
https://webapp.magicposer.com/
このサイトで好きなポーズをさせられたら、スクリーンショットで生成したい部分を切り取ります。
全身ポーズも生成させることができますが、生成画像解像度が低いと顔が崩壊しがちになります。
解像度を上げれば顔がしっかりしてくるのですが、その分VRAMと時間が必要になってくるので最初はポーズの一部分だけ切り取って生成させるのをお勧めします。
イラスト生成
img2imgタブに移動します。
イラスト生成に使用するモデルはお好きなものをお選びください。ただし、モデルとControlNetのモデルで相性があるそうです。 今回は「7th_anime_v3_A」のモデルを利用します。
呪文を入力していきます。
positive prompt | masterpiece, best quality, 1girl, white hair, medium hair, cat ears, cute, scarf, jacket, outdoors, streets, smile |
negative prompt | lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts,signature, watermark, username, blurry, artist name, multiple legs, malformation, |
今回、ポーズに関する呪文は抜いておきしょう。
パラメータを設定していきます。
Sampling method | DPM++ 2M Karras |
Sampling steps | 20 |
CFG Scale | 7 |
width, height(幅、高さ)はご自由に設定くださいませ。
ControlNet拡張機能が正しくインストールされていれば、下記のような機能が追加されていると思います。
右の三角マークをクリックすると様々な設定パラメータが出てきます。
「クリックしてアップロード部分」をクリックし、上記で生成したポーズ画像を読み込ませます。
各種パラメータを設定していきます。
Enable | チェックを入れます |
Preprocessor | openpose |
Model | control_openpose-fp16 |
他のパラメータはデフォルトで大丈夫です。
下記のような画面になればOKです。
あとはいつも通りGenerateを押下すれば記事最初のようなイラストが生成されると思います。
お疲れさまでした!
コメントを残す